純正品のトナーを使うメリットとは

プリンター、コピー機、それらを合わせた複合機などには、紙に印刷するためのインクが消耗品として必要です。家庭用の場合は、液体のインクが用いられていますが、ビジネス向けの機器では、トナーという粉の顔料を詰めている容器であるカートリッジを使うのが一般的です。どうして粉なのかというと、まず軽くて輸送に便利な事、大容量化が液体のインクよりも簡単な事、パイプでのインクの詰まりなどの心配がない事、などが挙げられます。このトナーはカートリッジごと販売されています。これは、詰め替えボトルが販売されている液体のインクとの違いです。粉は微粒子であり、一般の人が外に出すと飛散してしまってうまく詰めることが出来ないのです。このカートリッジには、機器メーカーが作る純正品と別のメーカーが作るリサイクル品、互換品があります。

リサイクル品を使用するメリット

リサイクル品は、使用済みの純正品に再び顔料を詰めて再利用するものです。純正品は、機器メーカーも回収していますが、基本的には機器メーカーがカートリッジをそのまま再利用することはなく、一旦スクラップして原料の段階から再製造するリサイクルサイクルに載せます。これは、使用済み品は、利用された環境によってその消耗度が違いますので、カートリッジの状態が一様ではなく、再利用した際に品質を保証出来ないからです。しかし、ほとんどのカートリッジは再利用しても支障はありません。平均して3回から4回は再利用が可能です。リサイクル業者は、利用者から純正カートリッジを回収して粉を詰めますので、カートリッジの製造費用がかからず安価に提供できます。また、カートリッジを引き取った先がそのまま顧客となるパターンが多いです。

純正品を使用する場合のメリット

複合機などのメーカーは、機器の故障に対応する必要がありますが、よくあるトラブルがトナーに関連したものです。うまく印刷できなかったり、顔料が吹き出したりしてしまうトラブルが最も多くみられますが、これらは、顔料とカートリッジが引き金となって発生する場合が少なくありません。そのため、機器メーカーは自社の純正品を利用している場合は、機器の故障も保証しますが、他社のリサイクル品や互換品を利用している場合には、保証の範囲外としています。従って、万一機器が故障した場合、たとえ保証期間内であっても、またサービス契約を結んでいても、修理費を請求されることになります。リサイクル品は安価でトラブルさえなければランニングコストには優れていますが、これらの機器は、一旦故障すると修理費も高額ですし、なにより仕事に支障をきたすので、そのリスクを取るかどうかは各自の判断が求められます。